日常の中に現れる美しいときをカメラという装置で切り取り、写真という形で眼前に差し出す。そこに表出するのは、過ぎ去った時であり、わたしの薄れゆく記憶でもあります。時は絶えず進み、今はあっという間に過去になります。連続する時間の中で、わたしたちも始まったときから既に終わりゆく運命にいます。
「そこに ある」こと。過ぎ行くこと。永遠にすること。
人々は日々たくさんのものを見ていますが、記憶に留まるものはほんの一部です。
会場に足をお運び頂いた方の過ぎ行く時や薄れゆく記憶について思い巡らせる機会となれば幸いです。
記
渡邉真弓写真展「そこに ある」
渡邉真弓
(敬称略)
2022年7月20日(水)~8月15日(月)
10:00~18:00(最終日は14:00まで)※ 毎週火曜休館
※当面の間、新型コロナウイルス感染防止などの観点より
営業時間を短縮とさせていただきます。
※写真展・イベントはやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。
予めご了承ください。
富士フイルムイメージングプラザ東京 ギャラリー
■渡邉真弓(わたなべまゆみ)
写真家。札幌在住。
大学院法学研究科を修了し大学職員として就職後、写真と出会う。暮らしや人生と密接に結び付く写真の魅力をたくさんの人に伝えたいと2014年に独立。以後、「写真と一緒にくらしを楽しむ」「写真と一緒に新しい出逢いや発見を」をキーワードに、写真教室、地域の魅力発信、企画・執筆など幅広く活動する。
自身は、日常をモチーフに「時の有限性」「薄れゆく記憶」について考察する作品を制作している。
個展「eternal now」(富士フォトサロン札幌、2017年)
富士フイルムX-E3 発売イベントFUJIKINA作品展示(2017年)
富士フイルムX-E4写真展「Make More with Less」(2021年)
富士フイルムX-T30Ⅱカタログ表紙撮影(2021年)
個展「そこに ある」(東川町文化ギャラリー、2022年)
写真集「そこに ある」(私家版、2018年)
京都芸術大学通信教育部美術科写真コース非常勤講師
北海道カメラ女子の会代表
X-Photographer
Web:http://www.allo-japon.com/
Instagram:https://www.instagram.com/allo_mayumi/
カラー 約30点(予定)、映像1点
Ⓒ渡邉真弓
Ⓒ渡邉真弓