旅のつれづれに写真を撮っています。特に珍しい場所や光景をさがしているわけではありません。自分自身がいいなと思った場所で感じる風やにおい、空気感を写せたらと思っています。
それはけっして絶景ではなく、決定的瞬間でもありません。あえて言えば一期一会を大切にしてきました。
そして私の写真はモノクローム。色は私にとっては不必要な要素です。全てを抽象化してくれるモノクロームこそ私のイメージを具現化してくれるものです。写っているものを説明する写真を撮ってはいませんし、そうしようとも思いません。私はその場で自分が感じたものを捉えたいと思っています。
ここに写っている旅そのものは私にとっては日常ではありません。だからこそ感じるものがあるのです。日常ではない風景は私をわくわくさせます。街角の落書き、建物のたたずまい。窓からの風景、空、道路標識にもカメラを向けます。
非日常に対する好奇心は自らの感覚を研ぎ澄まさせ、日常では感じることの出来ないものを感じることが出来るのです。
これからも旅を続け、写真を撮り続けたいと思います。ファインダーを覗けば世界はモノクローム。
記
米戸忠史写真展 モノクロームの旅
米戸忠史
(敬称略)
2021年11月3日(水)~11月8日(月)
10:00~18:00(最終日は14:00まで)
※
毎週火曜休館
※当面の間、新型コロナウイルス感染防止などの観点より
営業時間を短縮とさせていただきます。
※写真展はやむを得ず、中止または変更させていただく場合がございます。
予めご了承ください。
©米戸忠史
©米戸忠史
©米戸忠史
©米戸忠史