フィルム時代では撮影が難しかった夜の撮影も、デジタル時代に入り格段に撮影しやすくなった。かつてフィルム時代は経験と勘、そしてセンスを頼りに撮影されてきた夜の写真、しかし、現代はデジタルカメラのおかげで撮影しながら調整を行い自分の思い描いた世界を再現できるようになり夜の撮影は誰でもがチャレンジできる被写体となった。僕自身もデジタルテクノロジーの恩恵を受け夜写真の面白さを知り虜になった一人。ようやくデジタルカメラが買いやすくなった2004年、それまで手にしていたフィルム一眼レフからデジタル一眼レフを手にし、事あるごとに夜の写真を撮影してきた。それから十数年が経ち、途中仕事を変えながらも撮り続けてきた夜の写真、僕は、その夜の写真を「夜風景(よふけ)の写真」と命名しシリーズとして撮り続けてきた。2012年2月からはFUJIFILMのカメラも撮影の仲間に加わりさらにイメージした世界を再現しやすくなった。ながらく撮り続けてきたものが一纏まりしたため、是非様々な方の眼に触れていただきたく思い写真展を企画した次第です。また同時に、一見難しそうに見える夜の写真の撮影が、同一の機材を使えばどんな方にも楽しめるということを知っていただきたく思っています。どうか一度作品を見ていただければ幸いです。
小河 俊哉
記
小河俊哉写真展「夜風景(よふけ)の写真」
小河俊哉
(敬称略)
2019年11月28日(木)~12月11日(水)
平日11:00~20:00、土日祝日10:00~19:00(最終日は16:00まで)
富士フイルムイメージングプラザ東京 ギャラリー
作家による作品解説をおこないます。
12月1日(日)14:00~15:00
12月6日(金)19:00~20:00
富士フイルムイメージングプラザ東京内パブリックスペース
無料、ご予約不要
※ イベントの内容が変更・中止となる場合がございます。予めご了承ください。
※ 終了時刻は予告なく変更となる場合がございます。
■小河俊哉(おがわ・としや)
東京都出身。自然風景写真撮影とクラシックカー写真撮影を中心に各方面で活躍。力強い作風が持ち味。カメラ、レンズのレビューにも定評がある。カースタントマンからカメラマンへ転身という異色の経歴を持つ。
カメラメーカー、レンズメーカーへの写真提供多数、雑誌執筆多数、著書「空の辞典」など。JPS日本写真家協会正会員。
約35点
Ⓒ小河俊哉
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